2010年9月15日水曜日

『時を超えた痛み』

 私が高校一年の時から六年前まで、長いこと続いていた現象です。

 私がある場所に通うようになってから、私の体が、何も傷をつけるものがないのに、刃物で斬られるような突発な痛みに悩まされるようになりました。
 特に、先に述べたK教の娘さんと知り合ってからですが・・・

 その痛みは、前触れもなくズキッと痛むので、ある種悩みの種でした。
 これが霊障によるものだと気づくには時間がかかりませんでした。

 高校を卒業して以降も、何年も、突然の痛みに悩まされてきました。
 その現象の原因が分かったのは、催眠療法を知り、自己催眠にかかった時でした。

 何と、その痛みは私の前世と関係があったのです。

 私の一つ前の前世は、ある武家屋敷に仕える下女でした。
 その武家屋敷の主に見初められたのか、彼にしきりに一緒に暮らすように迫られていたのですが、私には関守の婚約者がいたので断っていたのです。
 しかし、私の前世は親の年齢の主に強姦され、ショックでその家をこっそり抜けだそうとしたのですが、彼らに見つかってしまい、彼の娘とお互いに剣をぶつけることになってしまいました。
 やがて私は殺され、私の遺体は多分、武家屋敷の主らの手によって葬られました。
 数年23歳でした。

 ですが・・・
 埋められたはずの私の遺体が掘りだされ、彼の娘が私の遺体に剣を突き刺しまくっているではありませんか!
 同時に、彼女の感情が私に伝わってきました。

 実は私の死後半年して、彼女の父である武家屋敷の主が後を追うように亡くなり、残された娘の代になって、この家は潰れてしまったそうなのです。
 その悔しさから、ずっと私を恨んでいたと言うのです。

 私は、剣を交わした彼女を呼び出し、彼女に謝りました。
 彼女は、剣を私の遺体に突き刺すのをやめ、やっと私を許してくれました。
 「今度逢ったら、本当の友達でいましょうね」
 と、約束をして・・・

 すると、その日を境に、14年間も続いた「斬られる痛み」が、パッタリなくなったのです。
 何の痛みもなくなったのです。

 他人に恨まれながら死ぬと、今世になっても引き継ぐものは引き継ぐのですね・・・。